今年はどんなチョコレート選ぼうか、そろそろ調べ始めた方もいるのではないでしょうか。
彼氏や旦那さんに、気になる彼に、職場の上司、友人に。
でも、そんなあげたいお相手が『ダイエット中』だったら….!
糖質オフやヘルシーでも、ちゃんと美味しい。
買う派も作る派も、安心してあげられるチョコレート選びのポイントをチェックしましょう。
Contents
バレンタインだからこそ知っておきたい、元々は薬だった?!チョコレートの歴史
現代では、チョコレート=お菓子のイメージですが、その昔、チョコレートの原料であるカカオは、豆をすりつぶした飲み物が薬として扱われていたと言われています。
当時のチョコレートは、当然砂糖などの甘みも入っていない苦い飲み物で、現代のチョコレートとは大きく異なるものになります。
現在のチョコートに近い、固形のチョコレートが作られたのは19世紀以降のこと。
スイスで、砂糖やミルクを加えた甘いミルクチョコレートが開発されました。
その後、アメリカでハーシーバーと呼ばれる板チョコの代名詞が製造され、一般にチョコレートが浸透したのは1900年以降です。
薬として使われていた過去からも分かるように、その栄養価には注目すべき点があります。
バレンタインの主役!「チョコレート」の成分を確認
現代では、手軽に手に入れられるチョコレート。その栄養成分を確認してみましょう。
カカオ
チョコレートの主原料は、カカオ豆です。カカオ豆をすりつぶして抽出された「カカオマス」、ここから更に搾り取られる「カカオバター」。
カカオバターに、糖分やミルクを加えて作られるのがチョコレートです。
栄養成分
一般的なビターチョコレートやミルクチョコレートは、バランスは違えど、主に脂質、糖質、タンパク質、食物繊維などを含んでいます。
チョコレートは、糖質だけでなくタンパク質や食物繊維も含んでいますので、少量でも満足感が得られやすく、量を守って食べることで間食にも適した食材と言えます。
実は、チョコレートはダイエットの強い味方
チョコレートはお菓子の代表格ですし、カロリーが高いものも多くあります。
一般的には、あまり健康的ではなく、ダイエット向けの食材とは言い難いものです。
しかし、近年では、様々な健康、ダイエット効果が認められています。
適切な量を食べ、食べるチョコレートの種類に気をつけることで、次のような効果が期待できます。
ダイエットの基本『代謝』アップ
カカオには、「テオブロミン」というカフェインの仲間が含まれており、この成分には血行促進効果があることが分かっています。
血行が促進されることで、体内にある余分な老廃物や水分が排出されます。
また、チョコレートに含まれる栄養素で、近年注目が集まっているのが「カカオポリフェノール」です。
ポリフェノールは、コレステロール値を下げる効果も期待できます。
体内の悪玉コレステロール値を低下させて血液の詰まりを改善するため、動脈硬化の予防や改善が期待できるのです。
血行促進、動脈硬化、、などというワードを耳にすると、あくまで健康効果であってダイエットには関係ないように思うかもしれませんが、血液は体内の各所に必要なものを届け、不要なものを排出させる働きを担っています。
ダイエットにおいて重要になるのが、「代謝」です。
同じ生活をしていても、代謝が良い人と悪い人ではダイエット効果が大きく異なります。
血液の流れを滞りなく綺麗に保つことは、代謝機能のために欠かせないことです。
血液の巡りが良ければ、滞りなく細部まで必要なものが届けられますから、代謝の良い状態を保つことができます。
代謝が上がれば、体温も上昇し、脂肪燃焼効果もアップが期待できます!
体温は、1℃上昇すれば、代謝は約12%上昇するとも言われています。
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ダイエットの天敵『便秘』解消
チョコレートに期待できる便秘解消効果の要素は大きく2つ。
1つは、原料であるカカオに含まれる「リグニン」という食物繊維です。
食物繊維は、便通を良くする作用がある栄養素として知られている栄養素ですよね。
もう1つ、カカオに含まれる「カカオプロテイン」という成分にも、便秘解消効果があることが分かっています。
食物繊維とカカオプロテインの2つの栄養素により、便秘改善の効果が期待できます。
ダイエットだけじゃない!『アンチエイジング』効果
私たちの体は、酸素を利用してエネルギーを作りだしていますが、体内で酸素を利用すると同時に「活性酸素」が体内に産生されます。
この活性酸素は、細胞を傷つけ、シミ、シワなどの見た目の老化、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。
活性酸素は、年齢とともに増えるとも言われていますが、食事や運動習慣、飲酒、喫煙、運動、ストレス、、など生活習慣によっても増加します。
体内で増え続ける活性酸素を除去していくことが、健康、アンチエイジングのために重要です。
活性酸素による酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを『抗酸化作用』と言います。
先ほども登場したカカオポリフェノールは、抗酸化作用が強いためアンチエイジング効果が期待されています。
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「チョコレートは好きだけど我慢している」そんな方も少なくないはず
ダイエットしている人向けにバレンタインでチョコレートを買うなら!
チョコレートの効果を得るためには、バレンタインで贈るチョコレート選びが非常に重要です。
含まれる栄養成分に糖質の多いものを選んだり、カカオの含まれないものを選んだりしていれば、上記のような効果は得られません。
カカオ含有量
ダイエット目的で食べるのであれば、カカオ含有量の多い高カカオチョコレートを選びましょう。高カカオチョコレートであるという基準は、カカオが70%以上入っているかどうかです。
近年は、高カカオブームですから、たくさんの商品が発売されています。
パッケージに表記されていることがほとんどなので、必ずチェックするようにしましょう。
一般的に馴染みのあるチョコレートは「ミルクチョコレート」と呼ばれるもので、カカオ含有量が20〜40%、あとは砂糖と乳原料で構成されているものになります。
「ビターチョコレート」と「ブラックチョコレート」と呼ばれるものは、カカオ含有量が40〜60%のチョコレートです。
ですので、ビターやブラックを選んでいても、高カカオチョコレートを選んでいることにはなりませんので注意が必要です!
カカオ含有量が高いほど効果も得られますが、「高カカオチョコレートって苦そう…」というイメージがある方も少なくないはず。
プレゼントするなら、なおさら味も気になるところですよね。
カカオ含有量が高くても、配合によって食べやすく適度な甘さを感じられるチョコレートも沢山あります。
ぜひ自分のお気に入りの味を探してみてください。
ローチョコレート
「ローチョコレート」をご存知ですか?
ローフードという言葉を耳したことがあるかもしれませんが、ローフードとは非加熱の食べ物のことを言います。
熱に弱いと言われている素材の持つビタミンや酵素を壊すことなく摂れることから、栄養価が高い、健康や美容に効果が良いと言われています。
生野菜や刺し身などがこれに該当します。
つまり、ローチョコレートとは、非加熱でつくられているチョコレートのことで、ローとはraw、生を意味しています。
加熱せずにチョコレートをつくることで、熱によってカカオの成分を壊すことがなく、ポルフェノールやビタミンなどの栄養分をそのまま取り入れることができるのが魅力です。
生のチョコレートと聞くと、いわゆる生チョコを思い浮かべるかもしれませんが、これとは異なります。
ローチョコレートは、チョコレートの製法から異なります。
通常チョコレートを作るときは、原料であるカカオ豆を100度以上の温度でローストして製造します。
ローチョコレートはカカオ豆を非加熱、または低温にて加工します。
これにより、ポリフェノール、マグネシウム、鉄、亜鉛などカカオ豆の持つ栄養を壊すことなく残すことができるのです。
チョコレートには多少のカフェインが含まれていますが、低温処理することでカフェインの量を減らすことができますので、妊婦さんやお子さんへのプレゼントとしても安心です。
低GIチョコレート
白砂糖、乳製品を使用せずに、自然の甘味料が使われている低GIのチョコレートは、ダイエット中でも安心して食べられるチョコレートのひとつです。
GI値って?
低糖質ダイエットがブームの際に注目された「GI」。
改めて復習しておきましょう。
GIとは、食後の血糖値の上昇を示す指標でありグライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略です。
GIは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までの血液中の糖濃度をはかります。
食品ごとにGI値が設けられており、GI値が低い食品は血糖値の上昇を穏やかにします。
血糖値って?
血糖値とは、ブドウ糖の血液中の濃度をさしています。
私たちが食事から摂取する炭水化物が、体内で分解されるとブドウ糖になります。
血糖値が急激にあがってしまうと、ホメオスタシス(体内の状況を常に一定に保とうとする機能)が働いて、血糖値を下げるホルモンが大量に分泌されます。
血糖値の急上昇がもたらすホルモンの大量分泌、そしてその後起こる急下降。この急下降が起きると、脂肪の蓄積が進むと言われています。
また、血糖値の上下は満腹感にも関係しますので、緩やかに上昇させて緩やかに下降させること、急上昇・急下降を避けることが重要です。
低GI値の食品を選ぶことで、血糖値の急上昇を避けることができます。
ダイエットしている人向けにバレンタインでチョコレートを手作りするなら!
作る派の皆さんは、バレンタインで贈るチョコレートの選び方はもちろん、チョコレート以外の食材も置き換えることで、さらにヘルシーなチョコレートのお菓子を作ることができます。
生クリームを「豆乳」に
お菓子作りに欠かせない生クリーム。そもそも生クリームとは、「生乳、牛乳または特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、添加物を加えず、乳脂肪分を18%以上にしたもの」とされています。
ダイエットの天敵、脂肪、またカロリー面も気になるところですね。
生クリームの代用としては、「豆乳」がオススメです。
豆乳の原料、大豆に含まれる大豆イソフラボンは、美肌ホルモンとも言われる女性ホルモンも含まれますので、タンパク質に置き換えて脂質を抑えるだけでなく、美容効果もアップすることができます。
小麦粉を「おから」に
ケーキやクッキーを作ろうとすると欠かせないのが、小麦粉ですね。
小麦粉は糖質ですので、ダイエット中、糖質オフ中のお相手へのプレゼントであれば、避けたい食材です。
小麦粉の代用として、「おから」はどうでしょうか。おからは、豆乳を作る際にできる大豆の搾りかす。
おからの食物繊維は他の食べ物と比べても群を抜いています。
また、その他にも様々な栄養成分が含まれる栄養素の宝庫です。
バターを「ココナッツオイル」に
こちらもお菓子作りに欠かせないバター。
言わずもがな抑えたい脂質ですね。
代用にオススメなのが、「ココナッツオイル」です。
ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸が豊富に含まれています。
中鎖脂肪酸は体内に入るとすぐに吸収され、肝臓でケトン体と呼ばれる物質を作ります。
このケトン体は、脂肪から合成されるため、ケトン体が作られる際には体内に溜め込まれた脂肪が燃焼します。
また、ケトン体には、食欲を抑制する効果も期待されています。
ケトン体が合成されることで体内に溜め込まれた脂肪を燃焼する効果があり、またケトン体自体に「食欲抑制」効果があるため、ココナッツオイルはダイエットに効果的とされています。
「ナッツ」を追加
少しの量でも十分な満足感を得るためには、食材を追加することもオススメです。
ビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含むナッツを加えることで、栄養価アップ、歯ごたえプラスでより満腹感を得られやすくなります。
大切な人に贈りたい!おすすめのバレンタインチョコレート3選
チョコレートには、ダイエットをはじめ、アンチエイジングや便秘など様々な効果が期待できるということが分かりました。
しかし「忙しくて手作りはちょっと・・・」という方もたくさんいると思います。
そこで続いては、手作りじゃなくても大丈夫!
健康志向の人から喜ばれるバレンタインチョコレートをご紹介します。
カカオサンパカ ショコヌスコ
ダークチョコレートを使用した甘くないチョコレートです。
甘味、酸味、苦味のバランスが絶妙で、保存料は一切使用されていないので、安心して食べることができるのもおすすめ!
落ち着いたパッケージから大人の男性に贈るチョコレートとして人気に商品です。
モンサンクレール 抵糖質テリーヌショコラ
人気のパティシエ・ショコラティエの辻口さんが手がけたスイーツです。
砂糖を使わず、低糖質であるながら濃厚なコクのある味わいのテリーヌショコラを実現。
カカオとワインの高級感溢れる味わいは、ダイエット中や健康志向の方からも喜ばれる逸品です。
NOX プレミアムオーガニックチョコレート
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合成甘味料や、身体への悪影響が注目されているトランス脂肪酸と呼ばれる物質などは一切使用されておらず、原材料全てがオーガニックで作られています。
また、甘さには、スーパーフルーツが使用されているのも特徴です。
ワンランク上のチョコレートを贈りたい人にオススメのバレンタインチョコレートです。
ダイエット中の人でもバレンタインはチョコレートを我慢する必要なし
ダイエット中でも、ポイントを抑えれば安心して食べられるだけでなく、ダイエット効果の得られるチョコレートが選択できますので、覚えておきましょう。
選んだポイント、効果のちょっとした知識のお話を添えてバレンタインでプレゼントすれば、相手を想って選んだ気持ちがさらに伝わるかもしれませんね!
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