ダイエットの味方!?キャベツの実力とは

日本の食卓でも馴染みあるキャベツ。生で食べても、煮ても炒めても美味しいキャベツですが、実はキャベツダイエットというダイエット方法ができるくらい、キャベツはダイエットに有用といえる野菜です。では、なぜダイエットに良いとされているのかご存知ですか?今回は、キャベツの種類や含まれる栄養素とその働き、それらを利用した食べ方やレシピについてまとめてみました。



キャベツの種類と特徴


サラダやつけあわせなどの生食はもちろん、煮込みや蒸し物、炒め物、漬物など調理方法が多様なキャベツは、いまや食卓になくてはならない野菜。しかしキャベツとひとことにいっても色々な種類があり、それぞれ季節に合わせて栽培されています。どんな種類のキャベツがあるのか、ここで有名なものをいくつかご紹介します。

冬キャベツ

偏平な形で固く締まり、外側の葉は緑色だが内部の葉は白い。寒さや霜に当たると甘みを増す。加熱しても煮崩れしにくいので、ロールキャベツなどの煮込み料理に向く。寒玉とも呼ばれる。

春キャベツ

早春から初夏にかけて出回る。葉が柔らかくみずみずしいのが特徴で、生食が最適。春玉とも呼ばれる。

高原キャベツ

おのみ長野県や群馬県などの高原で栽培され、夏に収穫される品種。寒玉の改良品種で、寒玉と春玉の中間的な特徴を持つ。

紫キャベツ

葉は紫色だが、歯肉は白で、切り口が鮮やかで美しい。冬キャベツよりも肉厚で巻きが硬い。加熱すると色素が溶け出すので、煮物などには使わず、ピクルスやサラダに利用する。

グリーンボール

デンマーク産のコペンハーゲンマーケットとの交配種で、丸い形から丸玉とも呼ばれる。やや小ぶりで巻きが固く、葉は内部まで緑色で、肉厚の割に柔らかい。生食、漬物に向く。

サボイキャベツ

フランスのサボア地方発祥の品種。葉が縮れており、固いので生食には向かないが、煮崩れしにくく加熱すると甘みが出るので、煮込み料理に向く。日持ちが良い。

芽キャベツ

葉の付け根の脇芽が2〜3cmに結球する品種。キャベツより水分が少ないが、ビタミンCが豊富。ほろ苦い独特の味わいがある。煮込み料理や炒め物に利用する。

https://hachimenroppi.com/topics/wiki/details/80

おすすめする理由


キャベツに含まれる栄養素は主に、ビタミンC,ビタミンK、ビタミンU(キャベジン),ジアスターゼなどが挙げられます。それぞれの効用は次のとおりです。

ビタミンC

コラーゲン合成を助け、シミやそばかすを予防し、肌にハリを与える効果があります。また、ストレス解消や免疫力の強化に有効です。

ビタミンK

血液凝固させる化学物質の形成に不可欠な脂溶性ビタミンです。

ビタミンU

別名キャベジンともいい、胃腸薬などに多く利用されている成分です。胃壁の粘膜を丈夫にし、消化を助ける働きがあると言われています。

ジアスターゼ

大根にも含まれているジアスターゼは、デンプン分解酵素で消化を助け、胃酸過多や胃もたれ、胸焼けに効果があると言われています。

食物繊維

人の消化酵素では分解されず消化吸収されにくい成分で、水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維があります。
 
ダイエットのために注目したい成分は食物繊維。キャベツは食物繊維を多く含んでいます(100gあたり水溶性食物繊維0.4g、不溶性食物繊維1.4g、合計1.8g)。食物繊維は水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類に分類され、水溶性食物繊維は血糖値の急激な上昇やコレステロールの吸収を抑えるといわれています。一方、不溶性食物繊維は腸を刺激して便秘解消などに有効とされており、どちらもダイエットにおいて有効といえます。
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ダイエットに効果的な食べ方


キャベツは比較的安価で手に入りやすく、含まれるカロリーは100g当たり23kcalしかないため、たくさん食べても太りません。これらの特徴を上手に利用し、ダイエットに役立てましょう。
キャベツの調理方法は様々。それぞれの特徴を理解すれば、飽きずに楽しく食べる方法をみつけられるかもしれません。

生食

生のキャベツをコールスローサラダや、ザク切りでそのまま食べます。千切りのキャベツにしておかずの付け合わせにしても良いでしょう。特に春キャベツは葉が柔らかく、生食に向いています。
生のキャベツを取り入れることで、たくさん食べても少ないカロリーで満腹感を促し、食べ過ぎを防いでくれるでしょう。

炒めもの

炒め物の定番素材のキャベツは特に、ホイコーローのような中華料理的な炒め物に多用されます。みじん切りにしてチャーハン等に加えると、歯触りがよいだけでなく、カサも増すので比較的ヘルシーになります。

汁物

煮物としてはロールキャベツやポトフ、スープで利用されることの多いキャベツ。柔らかくすることで、よりたくさんのキャベツを食べることができると言えます。
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レシピ紹介


調理方法別に、具体的なレシピを見てみましょう。これらはほんの一例ですが、材料や味付けを変え、応用することでバリエーション豊かに楽しむことができる料理です。

コールスロー

https://goo.gl/AcgzMD

一品加えると、成分の効果がきたいできるだけでなく、食卓が華やかになります。前菜のように始めに食べることで、血糖の吸収を抑えたり、満腹感を促す効果をより高めることができます。

豚肉とキャベツ蒸し

https://goo.gl/UC5viS

糖質量控えめ、材料を入れて蒸すだけの簡単レシピ。
蒸し料理により栄養素の流出を抑えることができるうえ、野菜と豚肉だけなので糖質量を控えながらたくさん食べることができます。

豚とキャベツのみそ汁

https://goo.gl/B4FNRG

ボリューム感のある味噌汁で満腹感をえられます。
知るまで飲めるので、流れ出た栄養素を残すことなく摂取でき、汁物で満腹感を促すことができます。

いかがでしたか?

身近にあるため、よく知っているようで実はあまり知られていないキャベツの栄養素や効果効能。食物繊維の含有量でいえば、キャベツよりも多い食材は他にもたくさんありますが、その中で普段の食卓にとりいれやすく、比較的安価で扱いやすい野菜としてキャベツがおすすめです。
ダイエット中の食事でも、これらキャベツの特徴をいかしながら上手に取り入れることができれば、毎日の食事が楽しみながらダイエットができるかもしれません。どんなシチュエーションにもあうキャベツを、ぜひ冷蔵庫に常備しておいてくださいね。
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