「後ろ姿なんて誰も見ない」とあなどってはいけません!今回は、見落とされがちな背中の脂肪でも部分痩せはできるのかを調べてみました。さらに、今からでも遅くない背中の贅肉を落とすエクササイズも併せてご紹介します。冬の間に背中をスッキリさせて、夏ハミ肉を気にせず自信を持って薄着になれるようチャレンジしてみてください!
背中の部分痩せは実現できるのか
部分痩せをしたいと思っている人も多いと思いますが、先に結論から言ってしまうと残念ながら背中の部分痩せは「不可能」です。
人間の身体の構造上、身体の一部分だけ脂肪を燃焼させて痩せるということは難しいのです。なぜ、背中の部分痩せは不可能なのでしょうか?
脂肪燃焼には有酸素運動がマスト
脂肪を燃焼させるには、脂肪をエネルギーに変える必要があります。
そのため、身体の一部分だけをエネルギーに変えて脂肪を燃焼させるという巧みな技は人間の身体にはできません。弱い負荷で長い時間運動する有酸素運動によって、脂肪をエネルギーに変え消費させることで体脂肪が落ちていくのです。気になる部位を痩せさせようと有酸素運動することで、身体全体の脂肪が少しずつエネルギーに変わっていくため、全身のダイエットになるので、結果的に「部分痩せ」ではなくなります。
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エステで行う部分痩せの効果は?
そこで疑問が生まれますよね。エステではよく「脚痩せ」や「二の腕痩せ」など、実際に施術後はサイズダウンしていることがあります。「それは部分痩せをしていることにはならないのか?」という疑問です。
エステでのサイズダウンは、一時的なもので余分な水分をマッサージや汗をかくことで身体の外へ排出しているだけなので、水を飲んだり次の日になればすぐに戻ってしまいます。
もちろん、むくみを解消して余分な水分を出すことも大切ですが、それは根本的な解決にはなりません。贅肉を落とすには、しっかり脂肪を燃焼させる必要があり、一時的なサイズダウンは部分痩せというには違和感があります。
落ちやすい脂肪はある?
前提として部分痩せはしません。しかし、脂肪が消費されやすく痩せやすい部位は存在します。それはお腹です。では、どうしてお腹の脂肪は痩せやすいのでしょうか?
唯一お腹周りは痩せやすい
お腹の贅肉には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2つがあります。
「内臓脂肪」は内臓の周りについた脂肪で、内臓を守るクッションのような役割でなくてはならない脂肪ですが、その脂肪がつきすぎることで、内臓が下へ圧迫されて下っ腹が出てしまったり、正常に機能しなくなることで生活習慣病を引き起こす恐れがあります。
一方、「皮下脂肪」は皮膚の下、筋肉の上についている脂肪で、外からの衝撃をやわらげるクッションの役割を担っています。
皮下脂肪が過剰につき過ぎることで、膝や腰などを痛める原因となる場合は多いです。
その中でも内臓脂肪は、有酸素運動をするとどこよりも早くエネルギーに変わるため痩せやすい部位だと言われています。
内臓脂肪が消費された後で、全身の脂肪が徐々に落ちていくので、結果的に先に落ちる内臓脂肪が部分痩せしているという訳です。
また、内臓脂肪は男性の方がつきやすく、女性は落ちにくい皮下脂肪がつきやすいという違いがあります。
ですので、お腹痩せがしやすい男性に比べて、女性はお腹周りが痩せづらいという特徴があるのです。
引き締めてサイズダウンしよう
一部分だけ脂肪を燃焼させることはできないのであれば、脂肪燃焼ではなく「引き締め」を目指しましょう。たるんでしまった気になる部分を、筋肉をつけて引き締めることで、脂肪の量は変わりませんが「見た目」には変化がでてきます。
しっかり筋肉をつけているので、そう簡単に戻る心配もありません。部分痩せしたい人には気になる部分を鍛えるメニューで筋トレすることがオススメです。
引き締め=無酸素運動(筋肉トレーニング)
意外と見られている!背中の贅肉
部分痩せに付いてご紹介しましたが、1番部分痩せにくそうな「背中」をほっそりと華奢に見せる方法はあるのでしょうか?
また、背中のトレーニングはなんだかつらそうなイメージがありますが、自宅でも簡単に行うことができるのかを調査してみました。
背中に脂肪がついてしまう原因
贅肉がついてしまうのは、お腹や下半身だけではありません。後ろ姿に脂肪がついていると、身体全体が丸みを帯びている印象になります。
せっかく痩せている人でも、背中に贅肉がついてしまうことで太って見える場合もあります。自分には見えないので気にしていなくても、周りの人は意外と見ているのが背中の贅肉なのです。では、背中に贅肉がついてしまう原因はいったいなんなのでしょうか。
身体の歪み
身体に歪みが生じることによって、その歪みをかばおうと余計な力が入り筋肉が固まってしまうそうです。
歪みの原因となるのは、猫背による悪い姿勢が影響しています。
猫背によって骨盤が歪み、身体の中心にある骨のバランスが崩れることで全身に無駄な力が加わり、贅肉がつきやすくなるそうです。
年齢
加齢により筋肉が衰えて背中に贅肉がつきやすくなります。それは、太っている人だけでなく痩せている人も同じです。
腹筋の筋肉が低下することで姿勢が悪く猫背にもなるので、歪んで肩甲骨が開きっぱなしになり、そこへ脂肪がついてしまうのです。
背中に贅肉がついていることで、「おばさん感」が出やすくなります。そんな背中にならないためにも、しっかりエクササイズをしておばさん要素を取り除きましょう。
全体的な脂肪
全身に脂肪が付いてしまえば、もちろん背中にも脂肪がついてしまいます。
日常生活で背中の筋肉を使うことはほぼありませんので、なおさら意識して筋肉をつけなければ背中もたるみます。中年体型から脱却するためにも、早めに背中エクササイズに挑戦して若々しい後ろ姿になりましょう。
背中の脂肪を落とすエクササイズ3選
スーパーマン基本編
漫画に出てくるヒーローが空を飛ぶようなポーズに見えることから「スーパーマン」と呼ばれたこの筋トレ方法。背中全体の筋肉とお尻や太ももの筋肉のトレーニングになります。
1.うつ伏せになり、足は肩幅に開きます。
2.手は前に伸ばして、呼吸を止めずに3秒かけてゆっくりと両手と両足を浮かします。
3.限界まで上げきったら、そこで10秒キープします。
4.戻すときも同じように呼吸は止めず、3秒かけて戻します。
5.これを1日10回 3セットを目安に行いましょう。
※無理をしたり、反動をつけて起き上がると腰や背中を痛める原因となります。ゆっくりと無理をしない範囲で起き上がるようにしましょう。
スーパーマン応用編
先ほどのスーパーマンに少しアレンジをして負荷をかけたトレーニングです。基本編に慣れてきたら応用編にチャレンジしてみてください。
1.先ほどと同様、うつ伏せになり両手両足を伸ばして寝ます。
2.その状態で両手両足を持ち上げ、そこから右手と左足をさらにアップ。戻します。
3.反対の左手と右足をアップ。戻します。
4.左右繰り返します。
5.次に足は浮かせた状態で、両手を頭の後ろへ。背筋を行います。リラックスして休憩します。
6.両手両足を交互に上げて、背筋のあとに休憩。ここまでで1セットになります。
※息を止めたり、無理に手足を高く上げずに自分ができる範囲で行うようにしてください。
タオル懸垂
ハンドタオルを使って肩甲骨を動かすことで広背筋が鍛えられ、正しい姿勢に矯正します。ストレッチ要素もありますので、身体が温まっているお風呂上りにやるのも効果的です。
1.ハンドタオルの両端を持ち、頭の上に持ち上げます。
2.息を吐きながら、そのまま首の後ろまで下ろしていきます。
3.このとき、肩甲骨同士をくっつけるようなイメージで寄せていきます。
4.さらに、両腕を肩の位置まで下ろしていきます。
腰を反ってしまったり肩が上がったりしないように注意しましょう。
5.下しきったら、また上に戻り懸垂を繰り返します。目安は10回ほど行いましょう。
まとめ
背中は、大きな筋肉があるため脂肪が付きやすい部分でもあります。
また、痩せている人でも背中には、贅肉がついたり、たるんだりしやすいということが分かりました。自分では見えない部分だからこそ、手を抜かずしっかりとケアして夏までに自信が持てる背中になりましょう!
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