「フィットネス機器の新調を考えているが、どのメーカーが良いのだろう」
「フィットネス機器を安く買うにはどうしたら良いのか」
ジムの運営に携わる方の中には、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
ユーザーがジムを選ぶポイントの一つとして「フィットネス機器」の充実さがあります。
今回はジムの肝となる「フィットネス機器」のメーカごとの特徴や購入する際の注意点、さらにはお得に購入できる方法を紹介いたします。
適切なフィットネス機器を選択するためにも、最後まで目を通してみてください。
各フィットネス機器メーカーの特徴紹介とランキング
業務用で使用されるフィットネス機器メーカーは沢山あり、中々選ぶのが難しいと思います。
そこで今回、様々なECプラットフォームを調査しフィットネス機器メーカーのランキングを作成しました。
有名メーカー、市場シェア率など様々な情報を基に独自の目線で5位から紹介します。
また、各メーカーの特徴もまとめているので参考にしてみてください。
5位「Techno Gym(テクノジム)」
5位はテクノジムです。
イタリアでデザインと設計を行い、どのような形態のジムでも合うようにと洗礼されたデザインであることが特徴的です。
テクノジムは2000年のシドニーオリンピックから2020年の東京オリンピックまで選手村のアスリート用のジムの提供しており、圧倒的な信頼と実績を持っています。
また名前の通り、テクノロジーにも強みがあり、トレッドミルを使用したトレーニング管理などの会員限定サービスはもちろん、ジムのクラススケジュールの管理や業績の分析までできるサービスも提供しています。
最先端の機器を使用し、データに基づいたジム運営をしたい方にぴったりのメーカーです。
・洗練されたデザイン
・東京オリンピックに使用されるほどの圧倒的信頼性
・テクノロジーを駆使したサービスの厚さ
4位「Arsenal Strength(アーセナルストレングス)」
4位はアーセナルストレングスです。
アーセナルストレングスはアメリカで知らない人はいないほどの大人気メーカーです。
主にストレングス(部分的に鍛えるマシン)と呼ばれるマシンに強みがあります。
プレートロードタイプ(プレートを装着するタイプ)とウェイトスタック系(ピンの抜き差しで重さを調整できるタイプ)の双方のラインナップも充実しています。
特に脚を鍛えることができるマシンでは、オリジナルの形をしたペンドュラムスクワット(上記画像)など、他社には無い魅力的な商品も揃えています。
ボディビル界での著名人であるフレックスルイス氏も、自身のジムに導入しており、アーセナルストレングスの知名度は上がってきています。
米国にある自社で開発〜製造まで行っているので品質も高く、カラーなどのカスタマイズも可能です。
こだわりを持ってジム作りをしたい方におすすめのメーカーです。
・他社にはないマシンを持つ独自性
・著名ビルダーも使っている話題性
・豊富なラインナップから選べるカスタマイズ性
3位「Precor(プリコー)」
3位はプリコーです。
Precorはトレッドミルの分野で人気のあるメーカーで、比較的軽いトレーニングや有酸素運動を行いたいライト向けの印象があります。
足と手を交互に動かし、漕ぐ動作でエクササイズするクロストレーナーを開発した先駆者もPrecorです。
クロストレーナーは自然歩行の軌道と似ているので、ランニングマシンに比べ、関節の負荷が少なく、初心者や高齢者も安心して使用することができます。
製品は比較的に小型であるため、設置スペースが限られているジムや、女性会員や気軽にトレーニングを行いたい人が多いジムにPrecorはぴったりのメーカーです。
・トレッドミルなどの有酸素系の分野で人気がある
・クロストレーナーの先駆者
・比較的小型な製品が多い
2位「MATRIX(マトリックス)」
2位はマトリックスです。
マトリックスは主にトレッドミルの分野で様々なECサイトで上位に食い込んでいる、とても人気のあるメーカーです。
今では当たり前となっている、ランニングやウォーキングの速度に合わせて液晶画面の景色を動かすバーチャルアクティブを開発したのもマトリックスです。
マトリックスの製品は、250名以上の研究者と600名以上のユーザーで構成されるフィードバックを元に優秀な開発者が日々イノベーションを起こしています。
最近ではストレングス系の機械にデジタルパネルがついている商品シリーズも販売されています。
トレーニングアプリにも力を入れており、ジム会員用のクラススケジュール管理や会員の活動の共有などトレーニング以外でのサポートも充実しています。
テクノジムと系統は似ていますが、マトリックスの方が世界シェアは大きく、最先端のジム運営や高級感のあるジム運営をしたい方にはおすすめのメーカーです。
・トレッドミルなどの有酸素系の分野で非常に人気
・多くのECサイトでも上位表示されている
・デジタル技術を駆使した最新的な機器
1位「LifeFitness(ライフフィットネス)」
1位はライフフィットネスです。
ライフフィットネスは業界最大規模のメーカーで、どの業務用のECサイトでも必ず上位に組み込んできます。
カラーバリエーションも豊富で、取り扱う機器も多くのラインナップがあります。
ライフフィットネスが展開するブランドの中でも特に有名なのが「HAMMER STRENGTH(ハンマーストレングス)」です。
ハンマーストレングスはプレートロードマシンを初めて開発したことで知られており、他社が類似品を出す現在でも王道のブランドとして、ボディビルダー系の競技者からも人気を占めています。
ライフフィットネスではトレッドミルなどカーディオマシンにも力を入れており、他のメーカーと違い様々な分野において圧倒的に人気が高いメーカーです。
トレーニング機器のメーカーで迷う場合は、まずはライフフィットネスを検討しましょう。
・世界中で愛用されている人気度
・業界最大手である安心感
・豊富なラインナップとカスタマイズ性
番外編 その他の筋トレ用具メーカー
上記で紹介したのは、マシンなどの大きいフィットネス機器となりますが、番外編としてプレートやバーベル、ダンベルで人気がある器具メーカーを3社紹介します。
「IVANKO(イヴァンコ)」
イヴァンコはフリーウェイト器具の老舗メーカーです。
ダンベル、バーベル、プレートなどのオーソドックスなトレーニング機器の製造と販売をしています。
その中でも特にバーベルの人気が高く、世界トップボディビルダーもイヴァンコのバーベルを使って、トレーニングに励んでいます。
国内でも、あの有名なゴールドジムで採用されるなどイヴァンコの商品は日本国内では1,000ヶ所以上で導入されています。
昔ながらのスチールプレートに人気があり、コアなジムからの評価が良いのが特徴です・
・世界トップボディビルダーもIVANKOのバーベルを愛用
・ゴールドジムでも採用されている
・国内1,000ヶ所以上で導入
「American Barbell(アメリカンバーベル)」
アメリカンバーベルはラスベカスに本社がある創業40年以上続く老舗フリーウエイト器具メーカーです。
現在では耐久性や耐腐性のために、当たり前のように使われるようになった、ハードクロムやセラコートのバーベルはアメリカンバーベルが開発しています。
バーベルの合計作成本数は200,000本を超えています。
技術力が非常に高く、「ハンマーストレングス」や「エニタイムフィットネス」を筆頭とする、大手ブランドチェーンのフリーウェイト器具のOEM生産(他社のブランドの受注生産)を行っているため、比較的リーズナブにフィットネス機器を購入できます。
パワーリフティングから、ウェイトリフティングなどの使用など目的によって材質やコーティングなど異なる広い価格帯の製品を持つため、目的と予算に合った器具を見つけることができるでしょう。
・創業40年以上の老舗フリーウェイトメーカー
・技術力の高さが世界中から評価されている
・リーズナブルにフィットネス機器を購入できる
「ELEIKO(エレイコ)」
エレイコは50年以上の長きにわたって、パワーリフティング、ウェイトリフティングやトレーニングの分野において圧倒的な地位を確立しているメーカーです。
特徴はなんといってもその品質の高さで、1963年にバーベルが国際大会で使用されて以来、今日まで多くの国際大会で使われています。
その品質の高さが認められ、国際パワーリフティング連盟の公認サプライヤーやIPCパワーリフティングの公式パートナーなど大役を担っています。
特にバーベルシャフトに関しては市場最良とも名高く、良質なものを提供しています。
高重量のトレーニングを可能にしたいジムにエレイコはピッタリです。
・国際大会で使われているほどの品質の高さ
・国際パワーリフティング連盟の公認サプライヤー
・高重量のトレーニングをすることができる
フィットネス機器を安く手に入れる方法
これまで各フィットネスメーカーそれぞれのランキングと特徴をお伝えしましたが、フィットネス機器は通常高価であることが多いです。
ただなるべく費用を抑えてジム作りをしたいですよね。
そんな悩みを抱える方へ向けて安く買える(使える)方法を3つ紹介します。
安いメーカーの商品を購入する
1つ目の方法は人気メーカーではなく、価格の低いメーカーを選ぶことが挙げられます。
これから紹介するメーカーはデザインも良く、価格帯が安いメーカーとなりますので、費用を重視で選ぶ方に特におすすめです。
BODYMAKER(ボディメーカー)
ボディメーカーは大阪に拠点を置く日本のフィットネス用品のメーカーです。
大型のマシーンを安く購入できることがボディメーカーの特徴です。
マトリックスの同形のベンチプレスが約55万円なのに対し、ボディメーカーは約20万円と半分以下の値段で購入することが可能です。
他にもパワーラックが13万円程度と安く手に入れることができるので、検討の価値は十分にあります。
EVOLGEAR(エヴォルギア)
エヴォルギアは福岡に本拠地を構えるジム機器メーカーで、安くてシンプルな商品を購入できます。
上記ボディメーカーと同形のベンチプレスが、8万円で購入できるなど、非常に安く買うことができます。
エヴォルギアは業務用をメインに取り扱っているためラインナップも豊富です。
ホームジムでトレーニングというよりも、スポーツジムの開業を考えている方にオススメのメーカーです。
中古品の購入
安くフィットネス機器を買う方法の2つ目として、中古品を買うという方法があります。
代表的な中古フィットネス機器を取り扱うサイトを紹介します。
ReCyfit(リサイフィット)
ReCyfitは先ほど紹介したLifeFitnessなどのナショナルメーカーを中心に、中古品を取り扱っています。
大手メーカーの中古品も扱っているので、中には掘り出し物も見つかるかもしれません。
また全国にメンテナンス網を持つ株式会社Thinkフィットネスが運営しているため、手厚いアフターフォローを受けることができるのも特徴です。
FLEX(フレックス)
FLEXは新品も中古も取り扱っているため、多くの方から利用されています。
リサイフィットより取り扱っている商品の種類は多く、国内のマシーン保有量はNo1とのことです。(2022/03/25時点)
フィットネス機器によっては新品が欲しいと考えている方は、FLEXのHPを一度訪れてみましょう。
メルカリ
メルカリはフリマアプリのサービスとして知られていますが、フィットネス機器が中古品として売られている場合もあります。
カテゴリごとで細かく調べることができるので、ピンポイントで欲しいフィットネス機器があれば、メルカリを使用することは効果的です。
掘り出し物も多く、メーカー負傷のベンチプレスが3万4千円で売られているなど、中古品サイトの中でもコストを抑えて購入できることがメルカリの特徴です。
レンタルをする
フィットネス機器を安く買う方法の3つ目として挙げられるのは、レンタルをする方法です。
短期間だけ必要な場合などはレンタルを利用することをおすすめします。
フィットネス機器をレンタルすることができる人気のサイトを紹介します。
GYM CLOUD(ジムクラウド)
GYM CLOUDはフィットネス機器を多く取り揃えており、圧倒的にコストを抑えてレンタルできるのが特徴です。
定価100万円以上のフィットネス機器を月額費用1万円台でレンタルできるなど、費用を抑えてトレーニングすることができます。
最低レンタル期間があり、レンタル期間が長ければ長いほど月額が安くなる仕組みです。
レンタルでよくある傷がつく追加料金が発生するという制度もなく、お得にフィットネス機器をレンタルしたい人はGYMCLOUDは必ずチェックするべきです。
ReCyfit(リサイフィット)
中古品サイトで紹介したリサイフィットはレンタルサービスも展開しています。
GYMCLOUD同様長くレンタルすればするほど、レンタル料が割り引かれていきます。
中古品の機器のみレンタル可能とのことで、最初の1ヶ月のレンタル料は商品に対して35%で、3ヶ月以降で20%、6ヶ月以降で13%というような、利用月が増えるほど安くなる料金設定となっています。
また、1年以上レンタルする場合は保証金3ヶ月が必要なことも注意しておきましょう。
フィットネス機器を買う際の注意点
オススメのトレーニング機器メーカーや、安く手に入れることに関して解説しましたが、実際に購入する際は以下のポイントに気を付けるようにしましょう。
マシンの安全性
安全性が一番重要なポイントです。
安全性を重視せずフィットネス機器を購入してしまうと、思わぬ怪我につながったということになりかねません。
特に重量を扱う、フリーウェイト系のフィットネス機器は必ず販売員に安全性を確認するようにしましょう。
ショールームなどがある場合は、実際に使ってみて使いにくいポイントが無いかなどを十分に確認することが重要です。
必要な機能があるか
フィットネス機器を探していると、中には多機能で目を引く機器もあります。
無駄に機器を買ってしまわないように、目的に合わせて購入すべきフィットネス機器を予め確認しておいた方が良いでしょう。
下記記事にフィットネス機器の種類とその特徴が記載されているので、自社のジムには何が必要かチェックしておきましょう。
ジムの耐久性や広さ
フィットネス機器は高重量なものが多いです。
購入前にジムの荷重計算をしておきましょう。
木造建築の床の強度は180kg/㎡とされており、床の耐久性が不十分であると、後々のトラブルの原因となります。
また合わせて、設置スペースの広さを確認しましょう。
床面積に対して人の導線なども考慮した上で、トレーニング機器の設置することをおすすめします。
狭いジムはトレーニング中にぶつかってしまったりなど事故の元になるので、ゆとりを持つことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
フィットネス機器の購入に関して、人気メーカーの紹介や安く購入する方法、さらには購入の際の注意点などを紹介させて頂きました。
ジム選びの際に重要になるのが、フィットネス機器のメーカー選び。
本記事で紹介したポイントを踏まえて、ジム運営に必要なフィットネス機器を購入しましょう。