このような思いを持つトレーニーにオススメのマシンがベンチプレスマシンです。
腕立て伏せやディップスなどの自重トレーニングよりも重量を扱ってトレーニングができるため、早い期間で大胸筋の発達が望めます。
ただ、ベンチプレスマシンの性能やサイズ感はメーカーによってまちまち。
本記事ではメーカー別のベンチプレスマシンの特徴や口コミ、さらには自分にピッタリのベンチプレスマシンの選び方を紹介していきます。
Contents
ベンチプレスマシンとは?
ベンチプレスマシンとは大胸筋全体が鍛えられるトレーニングマシンです。
バーベルがマシンに付いており、バーベルの両端にプレートを付けることで重量の設定を自由に行えます。
区民館、スポーツ施設、24時間ジムといった多くのジムでベンチプレスマシンは置かれ、時間帯によっては順番待ちができるほど。
そのため、自宅にジムを作るホームジムトレーニーの中にもベンチプレスマシンを購入する人もいるなど、筋トレマシンの中でも人気マシンの1つです。
ベンチプレスマシンで鍛えられる部位一覧
ベンチプレスマシンはバーベルを押すトレーニングがメインに行え、胸全体(大胸筋、小胸筋、前鋸筋、鎖骨下筋)以外にも、肩のフロント部分、上腕三頭筋を鍛えられます。
また、バーベルの取り外しが可能なベンチプレスマシンでは床にマットを敷くことでデットリフトやベントオーバーローなどバーベルを引くトレーニングも取り組めることができます。
【大胸筋を鍛えるベンチプレス】
背中に空洞ができるようにブリッジを組みバーベルを胸の真ん中の位置に下ろして拳上するトレーニングです。
バーベルを上に持ち上げる際、肘を伸ばしきらないことで負荷が抜けず大胸筋に最大限負荷をかけられます。
【上腕三頭筋が鍛えられるナローベンチプレス】
肩幅を目安にバーベルを持ち、ベンチ台に背中をぴったりくっつけます。
バーベルをみぞおち付近に深く下ろし拳上することで、上腕三頭筋が収縮し強い刺激を与えられます。
自宅で胸を鍛えたいならベンチプレスマシンはおすすめ！
ベンチプレスマシンはスポーツジムで利用されていますが、実はホームジムのマシンとしても非常にオススメです。
その理由は以下の3つにあります。
折り畳めるマシンもあるため、スペースを取らない
ベンチプレスマシンの中には折り畳めるベンチプレスマシンが存在します。
画像の折りたたみ前のサイズは「縦1165cmx横590cmx高さ960mm」ですが、折りたたむと「縦355mmx横590mmx高さ1360mm」になり、横のスペースを取らずに収納することができるため、ベンチプレスマシンを気にすることなく快適に普段の生活を過ごせるのです。
1台あれば自宅でも全身が鍛えられる
ベンチプレスマシンは自宅でも全身が鍛えられます。
胸や腕のトレーニングはもちろん、パワーラックやスミスマシンのマルチタイプであればスクワットやバーベルプレスといった脚や肩を含めた全身を鍛えることができます。
スポーツジムに行かずとも家で月曜日は脚のトレーニング、火曜日は胸のトレーニングなど曜日ごとに部位別のトレーニングを取り組めることがベンチプレスマシンの特徴の1つです。
自宅でも十分追い込める
ベンチプレスマシンは自重トレーニングと異なり、ウェイトプレートを扱ってトレーニグを行うため筋肉に最大限不可をかけてトレーニングすることができます。
プレートの取り外しも着脱式で重量が持てなくなったら重量を下げてトレーニングすることもでき、バーベルが一回も上がらなくなるまで筋肉を追い込めます。
また、ウェイトプレートは1.25kg〜25kgまで別売りで販売しており、自分に適した重量でトレーニングすることも可能です。
自宅でベンチプレスを行えるマシンの種類
ベンチプレスマシンは4種類あり、それぞれ形状や期待できる効果が異なります。
ナロータイプ
ナロータイプはベンチプレスマシンの中でもスペースが抑えられることに特化しているタイプです。
余計な性能がついておらずベンチ台とバーベルのみで構成されているため、横幅を抑えて設置することができます。
懸念点として上げられるのが安全性。
セーフティーバーがないメーカーもあり、重量に耐えきれなくなった場合、誤って事故を起こしてしまう可能性があります。
ナロータイプのベンチプレスマシンを購入する場合は、予め自分の重量の限界を把握してから購入するようにしましょう。
ワイドタイプ
ワイドライプはラックの幅が広く作られており、ナロータイプよりも安定感に優れているベンチプレスマシンです。
そのため、バーベルの片側に20kgプレートを載せても、バーベルが傾くことはめったにありません。
ホームジムを安全に運営したい人におすすめですが、ナロータイプよりもサイズが大きいため、自宅のスペースを多く消費することに注意しましょう。
パワーラック
パワーラックはベンチプレス以外にもスクワット、デットリフトなど全身が鍛えられるトレーニングをフリーウェイトで行える筋トレマシンです。
安定性、トレーニング幅、重量設定に優れているため、ホームジムトレーニーの多くは一度は購入を考えるのではないでしょうか。
ナロータイプやワイドタイプ以上に金額やサイズが大きいため、ベンチプレス以外のトレーニングも行いたいと考える人にパワーラックはぴったりで言えるでしょう。
スミスマシン
スミスマシンはパワーラック同様、大型の筋トレマシンです。
他のベンチプレスマシンと異なる点は軌道が決まっているところ。
狙っている部位を集中的に鍛えられるため、ベンチプレスであれば肩フロント、上腕三頭筋の関与が少なく大胸筋に直に刺激を上げることができます。
また、部品が多く有るため設置や組み立ての際に手間がかかることに注意が必要です。
自分にピッタリの自宅用ベンチプレスマシンを選ぶポイント
サイズ
ベンチプレスマシンのサイズは種類によって異なります。
サイズを知らずに購入してしまうと搬入の際に家や部屋の出入り口に入らない、部屋で組み立てても余白がなく快適にトレーニングすることが難しいなど様々な不便が生じます。
メーカーのHPにサイズは記載されているため、参考にしてから購入するようにしましょう。
【ベンチプレスマシンの平均サイズ】
・ナロータイプ=長さ118ｘ幅85ｘ高109(cm）
・ワイドタイプ=長さ115×幅140×高110(cm）
・パワーラック=長さ100×横幅110×高さ170(cm)
・スミスマシン=長さ150×横幅200×高さ220(cm)
コスト
コストはベンチプレスマシンの質や性能によって変わります。
安全性、頑丈さ、取り組めるトレーニングの幅に優れたスミスマシンが最も高く、スペースが抑えられるナロータイプが最もリーズナブルとなっています。
【ベンチプレスマシンの平均コスト】
・ナロータイプ=10,000円〜50,000円
・ワイドタイプ=20,000〜50,000円
・パワーラック=70,000円〜210,000円
・スミスマシン=140,000円〜400,000円
セーフティーバーはついているか
自宅でベンチプレスマシンを扱う際、必ずセーフティーバーがついているマシンを選びましょう。
セーフティーバーがなければ、重量に耐えきれなくなった際、首や胸にバーベルが落下し思わぬ事故につながることも十分ありえます。
もし、セーフティーバーがないベンチプレスマシンの購入を検討している場合は以下の動画を参考に、潰れたときどのように対応すれば良いのか把握しておきましょう。
自宅用ベンチプレスオススメ8選！
ハイパーフォールディングベンチ(iROTEC)
本格的なクロームメッキで作られているナロータイプでありながら頑丈性に優れているベンチプレスマシンです。
折りたたみ式で簡単に収納できるだけでなく、ベンチ台は角度を高くすることができる可変式ベンチ。
これによりフラットなベンチ台で行えるベンチプレスでなく大胸筋上部を鍛えられるインクラインベンチプレスも取り組むことができます。
【ハイパーフォールディングベンチのポジティブな口コミ】
・可動部分もトレーニング中には、ガタガタと音が鳴りません。ベンチ自体もしっかりとして安定しています。
・地面接触部分にラバーが施され、床が保護できる。
・非常に満足しています。安くて、折りたたみ可能なのに、作りはしっかりしていました。
【ハイパーフォールディングベンチのネガティブな口コミ】
・溶接ミスな箇所があり、組み立てるのにかなり苦労しました。工具もわざわざ用意しないと組み立てられない。
・組立が大変なのと、歪みがあるのか、折り畳みの時に抜くピンが抜けなくなりました。
・フローリングや絨毯の上での組立は注意が必要。
ハイパープレスベンチ(BODYMAKER)
ハイパープレスベンチも折りたたみ式のベンチプレスマシンです。
また、シート部分がしっかりビニール塗装されているため、剥がれにくく、高さも5段階調整できることが特徴です。
【ハイパープレスベンチのポジティブな口コミ】
・お部屋ジムにもぴったりでした。白い色がモダンで良かったです。
・収納時はコンパクトに折り畳め、他のエクササイズをするのにも邪魔になりません。
・値段以上の器具だと思います。30分位で組み立ても一人で出来ました。
【ハイパープレスベンチのネガティブな口コミ】
・部品が曲がっているし、説明書も適当。
・安定感が少し足りないと感じました。使用してる際のグラつきが気になります。
・動いた時カチャカチャと音と段差の留め具が少し緩いのとベルトがあまり良くない！
パワーラック
パワーラックでオススメのベンチプレスマシンを3つ紹介します。
パワーラック CPR-265(TUFF STUFF)
パワーラック CPR-265の性質はホームジムだけにとどまらず、多くのパーソナルジムや全国展開するスポーツジムで導入されています。
安定感を左右するとされているフレームやボトル、セーフティーバーは丁寧に溶接されており、数有る筋トレマシンの中でも頑丈性に優れているTUFF STUFFの自信作です。
【パワーラック CPR-265のポジティブな口コミ】
・発送も早く。商品もとてもきれいでした。
・TUFFSTUFFは、天井の低い日本の家庭では、使い易さ、見た目などを総合判断すると１番良い。
【パワーラック CPR-265のネガティブな口コミ】
・100～150kg越えれば多少のグラつきはあります。
・ベンチが手前方向に詰まってて挙上したらシャフトがホルダーにぶつかってしまう。
パワーラックPRO ナロー/ワイド(WILD FIT)
パワーラックPROはチンニングが行えるようにとチンニングのグリップ部分にローレット加工がされています。
ウェイトトレーニングが取り組めると同時に懸垂やレッグレイズなど自重トレーニングを取り組むことができます。
【パワーラックPRO ナロー/ワイドのポジティブな口コミ】
・この値段なら、大満足です。2ヶ月位使って 自分のレベルなら何年も使えると思いました。
・デザインも白で統一感がありかわいいです。
・後側の脚が長めに突き出ているので、バーベルを置いた際に転倒しにくい構造になっているのもいいと思います。
【パワーラックPRO ナロー/ワイドのネガティブな口コミ】
・セーフティーバーやラック上面のゴム素材は、バーベルの重みですぐに剥がれてしまいます。
・がたつきは多少ある。
・ディップスバーは本体がグラついてしまい、集中できない。
パワーラック－ＴＲＵＳＴ(ファイティングロード)
パワーラック－ＴＲＵＳＴは平均コスト100,000円とされているパワーラックの中でも60,000円台とコストが抑えられます。
高さの調整も16段階可能で、耐荷重は200kg。
自宅でも高重量を扱いたい人におすすめできるパワーラックです。
【パワーラック－ＴＲＵＳＴのポジティブな口コミ】
・バーベルのストッパが２組付いているので、ベンチプレスとスクワットて付け替えする手間がないのが便利。
・赤いラックが意外に部屋とマッチしてサイコー！
・後側の脚が長めに突き出ているので、バーベルを置いた際に転倒しにくい構造になっているのもいいと思います。
【パワーラック－ＴＲＵＳＴのネガティブな口コミ】
・セーフティーバーやラック上面のゴム素材は、バーベルの重みですぐに剥がれてしまいます。
・がたつきは多少ある。
・ディップスバーは本体がグラついてしまい、集中できない。
スミスマシン
ベンチプレスが行えるオススメのスミスマシンを紹介します！
ローラースミスマシン WB-RS19(Power tech)
傾斜が15度ついているタイプのスミスマシンです。
ローラー部分がなめらかな動きを再現しているため、新品特有のぎこちない動作でトレーニングをすることが避けられます。
また、別売りでラットタワーオプションが付けられ、ベンチプレスの他にもラットスプレットなどの背中のトレーニングに励むことができます。
【ローラースミスマシン WB-RS19のポジティブな口コミ】
・オリンピックシャフトより細いため、握りやすい。
・組み立てが簡単。
・デザインはかっこいい。
【ローラースミスマシン WB-RS19のネガティブな口コミ】
・シャフトの最下点が地面から遠い。
・ベンチの置き位置が正面の枠に制限されるためインクラインベンチやショルダープレスなど丁度良くできない。
・全体的に設計がおかしいと思う。
オリンピック用チューブ付きスミスマシン(WILD FIT)
コストが60,000〜と非常にリーズナブルなスミスマシンです。
コストが抑えられている分、機能は非常にシンプルとなっておりマシンの重さは80kgと軽量、マシンのサイズもコンパクトとなっています。
オプションがつけられない設計となっているため、コストをとにかく抑えたい人にオススメのスミスマシンです。
【オリンピック用チューブ付きスミスマシンのポジティブな口コミ】
・使用感としてはかなり丈夫で、しっかりボルトを回したおかげで歪みもほとんどなくなり安心して使えています。
・作りはしっかりしているので、安心して使用できます。
・組み立てやすさ、大きさ、重さ、家庭用としては、このくらいがベスト。
【オリンピック用チューブ付きスミスマシンのネガティブな口コミ】
・普通のスミスとはフックの引っ掛けが逆仕様になってる。
・購入した時から、グラつきが酷く2ヶ月がたち特にひどくなりました。
・引っ掛かったとおもっても実際引っかかってなかったりして落ちてきたりすることもあるので危ないです。
スミスマシンWOT(iROTEC)
多くのアメリカのホームジムトレーニーも導入しているボディソリッドのスミスマシンです。
自宅でトレーニングする人用に作られており、ベンチプレス以外の動作にも複数対応可能となっています。
バーベルの重さは16kgとスポーツジムに置かれている20kgバーベルとは異なるので、購入する前は注意しましょう。
【スミスマシンWOTのポジティブな口コミ】
・身長低めの１６６cmですがたまたまなのか、ちょうど良い。
・柱と柱の幅が広いので肘もセーフティに引っ掛かることがないので一人でも高重量に挑戦できる。
・使用感は抜群に良く、ベアリングの動きが良く、ストレスなく動きます。
【スミスマシンWOTのネガティブな口コミ】
・安全バーの高さ調節がやはりシビアです。
・構造的に堅牢・安定感良好と言い切るには『？』。
・取説は英語文のみで、最初は不安に感じた。
自宅用ベンチプレスをお得に利用できる3つのサイト！
ジモティーやメルカリなどの中古サイト
中古サイトは新品のベンチプレスマシンを使えないものの、コストを格安で購入することができます。
中古サイトはジモティー、メルカリなどのアプリから、筋トレマシンを専門に取り扱っている業者まで幅広く存在します。
代表的な中古サイトは以下となっています。
【代表的な中古サイト】
・ジモティー
・メルカリ
・楽天市場(中古)
・ヤフオク
・リサイフィット
・フレックス
楽天市場などのECサイト
楽天市場やアマゾン、その他ECサイトで筋トレマシンを購入するとポイントが貯まります。
更に、ECサイトには年に数回ポイントの還元率が高くなるセールが開催されます。
ポイントに合わせて商品の値段を安くする店舗も有るため、ポイントやコストの両方の観点でお得にベンチプレスマシンを購入したい人にECサイトはオススメの購入方法です。
1ヶ月から利用できるレンタルサイト
「ベンチプレスマシンをいきなり購入するのはちょっと」と思っている人にオススメの方法がGym Cloudなどのマシンレンタルサイトです。
マシンによっては1ヶ月単位で商品を借りられ、「商品を購入して後悔する」という事態を防ぐことができます。
マシンもほぼ新品の物を提供してくれるため、お試しで自宅にベンチプレスマシンを導入したい人におすすめです。
まとめ
本記事では自宅にオススメのベンチプレスマシンを紹介しました。
ベンチプレスマシンと言っても種類は4つに別れ、メーカーごとでも性能が異なるため、抑えるべきポイントを抑えて購入しなければいけません。
今回紹介した選び方を元に、自分に適したベンチプレスマシンを選択し快適なホームジム生活を送りましょう。
